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財務体質改善計画

不動産担保ローンとレバレッジ効果<ビジネス








■不動産担保ローンとレバレッジ効果


不動産を購入する際は、法人や個人を問わず、

不動産担保ローンを利用することが一般的ですが、

不動産担保ローンでは、不動産の担保評価額範囲内までなら、

融資を受けることができるので、不動産会社が不動産担保ローンを利用する場合は、

不動産の担保評価額の上限まで借り入れをしています。


また、個人がマイホームを購入する際に利用する住宅ローンも、

購入する物件を担保にして銀行・ノンバンク・住宅金融支援機構から借り入れを

しているので、不動産担保ローンといえます。



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ところで、不動産担保ローンを利用して、投資用不動産などの物件を購入することは、

レバレッジを効かせるレバレッジ効果をフルに利用していることです。


このレバレッジ効果とは、てこの原理を利用することで、小さな力でも

大きく重いものを動かすことが出来る例えとして、経済や金融の世界でも

使われている比喩的表現であり、レバレッジ効果を利用すると、

少ない自己資金でも高額な不動産を購入することができます。


しかし、レバレッジ効果の意味からも、不動産担保融資を利用して

不動産を購入することは、大きなリスクを抱えていることになります。


不動産のような高額な買い物に対して、大きなレバレッジを掛けることは、

法人であろとう個人であろうと、危険なことにかわりはありません。


例えば、サブプライムローンを発端とした、2008年の金融危機の際は、

世界中で、クレジットクランチが起こり、金融機関の貸し渋りが顕在化して、

上場している不動産会社でも資金ショートして黒字倒産してしまう企業が

後を絶ちませんでした。


また、2008年の金融危機は、個人にも大きな影響を及ぼし、企業の倒産が続出したり、

企業の大幅な業績悪化により、年収がダウンして、マイホームを任意売却したり、

競売にまでなるケースが大幅に増加しています。


このように、法人にしろ個人にしろ自分の身の丈以上に、無理な不動産担保ローンを組んで

不動産を購入してしまうと、現在の状況が一変した場合に、破綻という最悪の事態を

招きかねませんので、不動産担保融資を利用する場合は、レバレッジの掛けすぎに

注意する必要があります。


ところで、一般的に銀行やノンバンクから融資を受ける場合は、資金使途を問われることが

当たり前であり、その資金使途によっては、融資が断られるケースもあります。


しかし、不動産担保ローンの場合は、様々な目的に応じた多目的な融資を受けることが

可能なので、不動産を既に所有している人が利用する不動産担保ローンの場合は、

資金調達の有力な手段の一つであり、所有している不動産を有効活用する意味でも、

不動産担保融資は利用価値があります。


尚、不動産担保ローンのメリットと不動産担保ローンのデメリットは下記の通りです。



不動産担保融資のメリット


信用力の低い法人や個人でも金融機関から借り入れをすることができる。
比較的大きな借り入れをすることができる。(融資限度額が高い)
借入限度額内で、繰り返し借り入れをすることができる場合がある。
無担保ローンやカードローンと比べると低金利である。
返済期間を長期で組むことができる。
元利金等返済や元金据え置き一括返済などの支払い方法の選択肢が多い。
■一般的に、使途が原則自由である。


不動産担保融資のデメリット


担保に供している不動産を失う危険がある。
不動産の価値が下がり、借金だけが残る場合がある。
借入金額に対して、数%の事務手数料が発生する場合がある。
即日融資などを謳い文句にした悪徳業者が存在する。
不動産に担保物権として抵当権を付けられてしまう。


ちなみに、不動産担保ローンを取り扱っている主なノンバンクの一覧は下記の通りです。


不動産担保ローンを取り扱っている主なノンバンクの一覧

アサックス(ASAX)
クレディセゾン
ジャックス
アコム
プロミス
レイク
アイフル
ファーストクレジット
住信不動産ローン&ファイナンス
新生プロパティファイナンス
ライフコーポレーション
ロプロ
アメリカンフィナンシャルダイレクト








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