No665・・・売上計画
売上計画とは、企業においては、単年度経営計画や中期経営計画にて、
月次売上目標と年間売上目標である売上予算を設定し、その売上代金回収計画を
作成することで、売上計画の立て方としては、目標とする売上高を定め、
その活動計画を作成するのが基本であり、売上計画は、販売計画や
営業計画とも呼ばれています。
この売上計画を作成することは、総合予算を作成するスタートラインであり、
売上計画の作成内容によって、他の予算が大きく影響を受けますので、
売上計画の作成には、充分時間をかけるべきです。
ちなみに、売上計画は、売上管理を構成するプロセスの1つです。
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また、売上計画の作成方法としては、最初に、年間売上目標を確定し、
次に、月次売上目標を決定する作り方の手順となり、月次売上目標は、
活動計画・季節要因・過去の実績を考慮して作成しすることになり、
売上計画の作成方法の手順・流れは下記の通りです。
売上計画の作成方法の手順・流れ
①マーケティング調査をする
②売上の基本方針を作成する
③年間売上目標を作成する
④月次売上目標を作成する
⑤活動計画を作成する
⑥売上代金回収計画を作成する
ちなみに、売上計画の立て方としては、最初に、マーケティング調査を実施して、
消費者の動向や世の中のトレンドを把握し、自社の販売データも参考にして、
自社のどの商品に力を入れるべきかを決定し、売上の基本方針を作成することになり、
マーケティングとは、売れる商品を見極め、売れる商品を創造し、ターゲットを
明確にすることです。
また、売上の基本方針を作成する際に、重要なデータとしては、
自社の商品ごとの交差比率データがあり、自社のどの商品の交差比率が
高いのかは、必ず把握しておくべきことです。
そして、売上計画は、企業予算の中で最も重要な計画といえますので、
売上計画を作成する際は、売上計画のテンプレートやフォーマットなどに
拘るのではなく、売上計画の内容に拘るべきです。
尚、売上計画を作成すると、運転資金を決定する要素でもある、
予算の棚卸資産回転期間と売上債権回転期間が確定することになりますので、
予算編成の実務においては、運転資金計画と在庫計画は、売上計画と並行して
作業を進めることになります。